顎関節症・顔の歪み

知っていましたか?カラダの歪みと 顎や顔の微妙な関係

顎の現代病 顎関節症

顎関節症は、耳の穴のすぐ前にある顎の関節がいろいろな原因によって、口の開閉時にカクカク音がしたり、大きく口が開けられない、開ける時に痛むなどの症状があり、子供から高齢者まで年齢に関係になく発症します。

顎関節症で悩む方はここ十数年で15倍にも増加したといわれます。従来、年齢に関係なくみられる症状ですが、近年、医療機関への受診者が10代半ばから増え始めていて、20~30代が最も多く、性別では女性が男性の2~3倍の来院数だそうです。

10代半ば頃から来院患者数が増加するのは、筋肉や歯・骨格が成長し大人になる時期であること、精神的にも思春期であり社会的な生活も人間関係など複雑になることからくるストレスのため、発症すると思われます。

顎関節の構造

顎関節は、頭蓋骨のひとつである側頭骨と下顎骨との間にある関節で、左右一対がちょうど耳の穴(外耳道)の前方に位置しています。

側頭骨には、下顎骨のでっぱり(下顎頭)がおさまる凹み(下顎窩)があり、これらが関節を成しています。下顎頭と下顎窩の間には関節円板と呼ばれる組織があります。

さらに関節の周囲は関節包とよばれる組織でおおわれ、その外側が靱帯で補強されています。

顎関節はものを食べたり、会話したりといった下顎が動くための関節ですが、普通の蝶番のように回転するだけの動きではありません。口を大きく開ける時には関節の軸である下顎頭が前方に移動するという特殊な機能を持っています。

つまり、軸受けになっている下顎窩から下顎頭が前方にスライドしてはずれることで、大きな口を開けることができるのです。

  関節円板の役目

開口に伴いスライドした下顎頭は、関節窩から飛び出して関節隆起の下まででてきます。このとき下顎頭の上面と関節隆起の下面が押し合う形となって、両方の骨には強い負担がかかります。この圧力を分散させるために、関節円板が下顎頭に帽子が被さる状態で一緒に前方に出てきます。

口を閉じるとき、下顎頭は後ろに移動して下顎窩に収まりますが、関節円板も一緒に移動して元の位置に収まります。関節円板は口が開いたり閉まったりする時に下顎頭と一緒に前後に移動することで、下顎頭にかかる力をうまく分散して逃がしているのです。

先に触れたように、顎関節は頭の左右で対を成している関節なので、左右両側の関節の動きが調和していることがとても重要です。ですので、関節を構成する側頭骨と下顎骨のゆがみや、これらに付着する筋肉の動きに不都合があると、下顎頭や関節円板の動きもおかしくなり、その結果として顎関節の障害となって発症することになります。

顎関節症の症状と改善についてハーマ整体の取り組み

顎関節症の一般的な症状

ここでは顎関節の症状とその起こる仕組みについて、顎の動きも含めてもう少し詳しく考えます。

◇(1) 顎関節まわりの筋肉の痛み

顎関節症での痛みには、大きく分けて顎周囲の筋肉に生じる痛みと顎の関節部に生じる痛みがあります。

顎にまつわる痛みの割合としては、顎関節部の痛みよりも顎を動かす筋肉に生じる痛みのほうが圧倒的に多いとの報告があります。これは関節内よりも、周囲の筋肉中に痛みを感じる神経がたくさんあるためです。

顎の筋肉がこり固まると、そこが痛みの発生源になることがあります。これは肩こりと同じ原理で、緊張した筋肉では血行が悪くなるために起こる症状です。これには本人も気付かない睡眠中の歯の喰いしばりや、歯ぎしりも原因になることがあります。

緊張してこりやすいのは、頬骨の下あたりで咬筋と呼ばれます。また、耳の上にも噛む時に働く筋肉(側頭筋)があり、これも痛みが出やすい部位になります。

痛みは、筋肉の緊張が主な原因ですから、当院の顎関節の調整の過程で緊張が取れ症状に改善がみられます。

◇(2)顎関節の痛みと音

口を大きく開け閉めする時に、顎関節に痛みがあるあるいは音がするというのが一般的な顎関節症の症状です。この原因の多くは、顎関節内にある関節円板の動きが深く関係しています。口を大きく開け閉めする時に、関節円板が下顎頭と一緒にスライドして下顎窩から外れ、また元の位置に戻ることはすでに説明しました。このような大きな動きを可能にするため、関節円板に付着する筋肉の前後の連結は緩やかになっていて、とくに関節円板の後部組織が伸びやすくなっています。

ところが、顎周辺の筋肉が緊張すると、関節円板が前後に動いているうちに後部組織が伸びたままになって関節円板が側頭骨の関節隆起部に引っかかってしまうことがあります。

こうなると口を開ける時、いつもなら下顎頭に被さるように一緒に動いている関節円板が前方に取り残されたままなので、下顎頭は関節円板にぶつかり、そして円板のしたにもぐり込むように動いていきます。

このもぐり込もうとする時に音や痛みが出るのです。

またこの症状は、口を閉じようとして、下顎頭が関節円板から外れる時にも起こります。音が大きい割には痛みがないケースもあるのでさほど深刻に考えず、ちゃんと治さない方が多いのですが、後で述べるような症状の遠因になっていることがあります。

◇(3)開口の制限

顎関節症の症状がさらに進むと、口を開けようとする時、前に出ようとする下顎頭が関節円板のしたにうまくもぐり込めなくなります。

つまり関節円板が邪魔して、下顎頭が下顎窩から先に出られなくなるので口が大きく開けられなくなります。この時下顎頭が円板を圧迫するので痛みが出ることがあります。

◇(4)顎のズレや顔の変形

◇(5)顎関節症とその他の症状

治るの?治らないの?-原因はカラダの歪み!!

◇(1)上下の顎の調整だけでは治せない理由

◇(2)顎の不調は体の歪みに原因がある

◇(3)体の歪みを治すのが肝心!!

ハーマ整体の顎の調整法

顎関節症改善虎の巻

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