頭痛・肩こりの原因というといろいろ考えられます。 目の疲れ、腕の疲れ、姿勢が悪い、
体のねじれ、胃腸不良、冷えなど挙げたらきりがありません。
だいたい成人で約5キロと言われています。500mlのペットボトルで10本分の重さです。
これが首の骨の上に乗っていますが、転げ落ちないように首から肩にかけての筋肉がバランスして支えています。
お米5キロを両手で頭の上に真っ直ぐ持ち上げているのと、斜め前に持ち上げて耐えているのをイメージしてみてください。
猫背など姿勢が悪くなると頭が斜め前に傾きます。頭の重さを支えるために、首と肩の筋肉が緊張してしまうんです。
今はパソコンだけではなくスマートフォンなどを使うことが多いので、みなさん、けっこう背中丸まってしまっています。
姿勢が悪くなって背中が丸まってしまうと、肩と反対の胸から腕にかけての筋肉が固くなってしまいます。
すると呼吸運動や内臓の動きまで悪くなってしまいます。姿勢が悪くなると内臓の動きも抑えてしまいます。
肩甲骨と肋骨や鎖骨は あまり動かさない場所ですから放っておくと筋肉が固まりやすくなります。
筋肉が固まると、肩甲骨と肋骨、あるいは鎖骨と肋骨の隙間を通る血管や神経も圧迫されていろいろと不都合が起こります。
頭痛・肩こり・胸郭出口症候群・五十肩など
肩甲骨は鎖骨、上腕骨、肋骨(胸郭)とそれぞれ関節を作っています。
肩甲骨と鎖骨 : 肩鎖関節
肩甲骨と上腕骨 : 肩甲上腕関節肩甲骨と肋骨(胸郭): 肩甲胸郭関節
特に肩甲胸郭関節の動きがなくなると、慢性的にひどい肩こりになります。肩甲骨を自由に動かせる治療をお捜しの方は当院にご相談ください。
当院では主に筋・筋膜リリース、肩関節の調整を行っています。
肋骨と肩甲骨の間の血行が良くなると、嘘みたいに頭痛・肩こりが改善します。
最後に 肩の痛み・腕の痛み・だるさ・おもさに
効くストレッチの紹介を紹介します。
ストレッチ中は 呼吸を止めずにゆっくりとした動作で、
無理なく動くところまでで けっこうです。
勢いをつけて動かすと筋肉を傷めますからご注意ください。
1 座った姿勢で 右腕を頭の後ろにまわし、左手で右肘をつかむ。
2 つかんだ肘を斜め後ろ方向へ引っぱり、つっぱるところで止めます。
頭や上体も右肘を押しながら、後ろに反らす気持ちで。
3 そのまま、身体を少し左にたおしながら、
右脇を前側や外側に向かって突き出し、
最もつっぱるところで止め、しばらく伸ばします。
このとき、身体をたおすのは、ほんのすこしで
肘の伸びや右脇の動きを意識してください。
4 肩や脇腹のつっぱり感がやわらいで軽くなったか確認する。
次は反対の左肘、左脇のストレッチです。
5 両方をやり終えると 胸の筋肉も伸びて
動きやすくなるので呼吸も楽になりますよ